観光施設を建てても、ほとんどの市民の幸福度は上がりません。そういう意味では、不要です。
ただ、収入の面では優秀です。産業と比較すると、「資材を運搬する必要がない」「資材切れの心配がない」「汚染が少ない」ので、都市が発展するほど観光の方が効率的になります。特化させれば、産業以上に儲かります。
観光の難しい点は、美観が影響することです。産業施設が集まる[港]とは相性が悪いので、未開発の海岸があったら、そこを観光地区にするのがおすすめです。
観光客用の宿泊施設は、予算を下げても宿泊料金が変わりません。予算最低なら、2割ほど客が入れば黒字になります。つまり、ぼろ儲けです。
利益が大きく、アップグレードも使える[超高層ホテル]は、特におすすめです。
トロピコ市民が使う娯楽施設も観光客は利用できるのですが、ここを観光客専用にすると、料金設定が5倍に上がります。もちろん、ぼろ儲けです。
特に利益が大きいのは、[ヨットクラブ]と[グルメレストラン]です。観光客専用の娯楽施設は、予算を最大にした方が儲かります。
[観光港]か[空港]があると、観光客が来るようになります。観光客用の宿泊施設があると、観光客はそこに泊まります。娯楽やバスは、市民と同じ物を使います。
建物 | ワークモード | 裕福度 | 乗客数 |
---|---|---|---|
観光港 | 富裕 | 200 | |
観光港 | 豪華客船 | 富豪 | 80 |
空港 | 富豪 | 50 | |
空港 | 格安旅客機 | 富裕 | 50 |
空港 | 豪華旅客機 | 大富豪 | 10 |
各港は、来訪する観光客の裕福度が異なります。その裕福度以上が乗るというより、その裕福度ばかりが乗ります。
つまり、主力とする宿泊施設の裕福度に合わせて港の裕福度を選択すると良いです。利益が大きいのが[富豪]を対象とした施設なので、[観光港]の[豪華客船]がおすすめです。
観光(ワークモード) | マス | 予算 | 客室 | 料金 | 利益 | 裕福度 |
---|---|---|---|---|---|---|
キャビン | 1 | 6 | 1 | 24 | 18 | 3富裕 |
浜辺の別荘 | 2 | 22 | 2 | 50 | 78 | 4富豪 |
浜辺の別荘 (静かな家) | 2 | 22 | 1 | 96 | 74 | 5大富豪 |
キャビン村 | 10 | 18 | 6 | 26 | 138 | 3富裕 |
モーテル | 6 | 12 | 8 | 16 | 116 | 3富裕 |
モーテル (個人クリーニング) | 6 | 12 | 8 | 16 | 116 | 3富裕 |
モーテル (豊富) | 6 | 15 | 8 | 16 | 113 | 3富裕 |
ホテル | 6 | 34 | 12 | 24 | 254 | 3富裕 |
ホテル (ホテル・カマロッチ) | 6 | 34 | 16 | 24 | 350 | 3富裕 |
エコノミーホテル | 16 | 49 | 18 | 22 | 347 | 3富裕 |
エコノミーホテル (ハーフルーム) | 16 | 49 | 36 | 22 | 743 | 3富裕 |
ファミリーリゾート | 12 | 40 | 8 | 32 | 216 | 3富裕 |
高級ホテル | 12 | 132 | 6 | 140 | 708 | 5大富豪 |
高級ホテル (常設展示) | 12 | 132 | 4 | 140 | 428 | 5大富豪 |
超高層ホテル | 6 | 90 | 16 | 50 | 710 | 4富豪 |
クルーズ客船 | 海 | 104 | 12 | 55 | 556 | 4富豪 |
各数値は、予算を最低にした場合です。[マス]は建物の合計マス数、[客室]は客室数(客数は最大2倍)、[料金]は一室当たりの宿泊料金、[利益]は満室の時の利益、[裕福度]は宿泊可能な裕福度です。
この表は並べ替えできます。[裕福度]に数字が付いているのは、[裕福度]の順に並べ替えるためです。
観光客には[子供] [リラクゼーション] [文化志向] [スリルの探求] [バックパッカー]の種類があり、それぞれが目的にあった宿泊施設に泊まります。
どの宿泊施設にも美観が影響すると書かれていますが、実際はリゾート系の宿泊施設(浜辺の別荘,ファミリーリゾート,クルーズ客船など)しか影響しません。
設定が間違っているのか、説明が間違っているのか、分かりません。
宿泊施設で最もおすすめなのが、[超高層ホテル]です。狭いスペースに大量の観光客を入れられるだけでなく、宿泊料金やサービスの質も高いです。
しかも、アップグレードで[スリルの探求]や[リラクゼーション]を好む客が集まるようになります。ただ、両方アップブレードしても意味がないので、[スリルの探求]用の[超高層ホテル]と[リラクゼーション]用の[超高層ホテル]を用意するのが良いです。
富豪以上でないと泊まれないのですが、富豪なら[観光港]のワークモードで対応できます。
[クルーズ客船]は海上のホテルです。移動はしません。海は美観が高いので、サービスの質も高くなります。
[クルーズ客船]のメリットは、陸地を使わないことです。陸地が建物でいっぱいでも、海ならスペースが空いています。デメリットは、[超高層ホテル]と比較してもかなり高いことです。
[スリルの探求]と[リラクゼーション]を求める観光客には[超高層ホテル]がおすすめですが、[バックパッカー]には[エコノミーホテル]がおすすめです。
かなり広い敷地を必要としますが、ワークモードの[ハーフルーム]なら十分に利益を出せます。
[超高層ホテル]と[エコノミーホテル]を両立させようとすると、裕福度の異なる[観光港]を2つ用意する必要があるのですが、時々[観光港]のワークモードを切り替えるだけでも対応できます。